なかなか治りが悪いスポーツ障害に、シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)という疾患があります。

一般的には、アスファルトや硬いグランドでのランニングやジャンプを沢山行うと、下腿のヒラメ筋や後脛骨筋などの足関節底屈筋群の脛骨起始部(すねの内側で足首と膝の中間よりやや下の部分です)に牽引ストレスが繰り返し加わり痛みが発生するものとされています。

その部分の筋や腱が弱い若年層(部活に入りたての中学1年生など)や、しばらく運動から遠ざかり弱っている人(受験明けの高校1年生、大学1年生など)が急に走り始めたときに多くみられます。またランニング中、接地時に足関節が強く回内するような走り方をする人(靴の外側が擦り減りやすい傾向のある人)に起きやすい傾向があります。

ダッシュやジャンプでなくジョギングだけでも、いきなり長時間走ったり、毎日続けたりすることで起きやすくなりますし、ベテランランナーでも、疲れて足の裏のアーチが落ちていたり、「膝や腰が痛い」、「肩凝り」などでランニングフォームが乱れてシンスプリントを起こすことがあります。

もちろん、トップレベルの選手でも、その練習方法が不適切であったり練習量が多過ぎたりすれば起こることがあります。

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